「病気で不幸になる人を少しでも減らしたい」、単純ではありますが、これが当院の至上の理念です。
私は、初期研修は消化器疾患や呼吸器疾患を含む医療全般、後期研修では循環器疾患、腎疾患、内分泌疾患(糖尿病や甲状腺疾患など)を中心に研鑽を積んでまいりました。主に重症患者様を担当し、やりがいを持って診療を行っておりましたが、ある時から、致命的疾患の内一定数はきちんとしたプライマリケア(予防医学や、早期発見のための診断。主にクリニックが担当します。)によって防ぎ得ると気づくようになり、その重要性を考えておりました。
医療では、ある大きな病気にかかった方が再びその病気を繰り返さないようにすることを二次予防、そもそも最初からその病気にかからないようにすることを一次予防といいます。特に動脈硬化性疾患の場合、大病の原因の多くは一次予防(または二次予防)の失敗によるものです。その結果不幸な転機となる方も少なくありません。それらは様々な理由によるもので、簡単には解決できませんが、少しでもそういった方を減らしたいという気持ちから、今回特に一次予防に重要な役割を持つプライマリケアの道へ進むことを決心いたしました。
様々な縁からこのような機会を与えていただき、ご尽力いただいた皆様方に心より感謝しております。これらの縁を大切にし、自分の良心と、ご来院頂いた患者様に誠実な医療を常に心がけていきたいと考えております。
当院のロゴマークの、大きな青色の円は札幌市を表しています。地理的にちょうど当院の位置するあたりに緑色のパーツを配置しました。札幌市というコミュニティに、当院というパーツを配置することで、きれいな輪(和)、円(縁)となること、そんな思いを込めて制作しております。
医療法人社団 札幌南内科クリニック
理事長・院長 鈴木 洋平